2007年11月22日木曜日

引越します。

Blog まとめます。

展覧会関係の記事も、移動= コピペしましたわ。

引越し先は、http://blog.livedoor.jp/terutakahashi/ で~す。
ここは、もう更新しませんが、しばらく残しておきます

2007年11月7日水曜日

11月は

今月は、出光の乾山、サントリーの鳥獣戯画・・かな。

2007年10月10日水曜日

開館30周年記念展 I 工芸館30年のあゆみ

2007/10/6-2007/12/2

東京国立近代美術館 工芸館

平山さんの展覧会で、東京国立近代美術館に行ったついで・・といえば、ついで。
東京国立近代美術館そのものも初めてだったので、この際ちゃんと見ておこうと。

建物も重要文化財だし。

美術館の常設の、現代アートのわけわからんものより、
ずっと、工芸のほうが落ち着いて見れる。(まあ趣味の問題ですけどね)

富本憲吉、黒田辰秋、志村ふくみ。

あーとあーと、というなよ若者。工芸だよ。用の美で、いいじゃん。

平山郁夫 祈りの旅路

2007/9/4-2007/10/21
国立近代美術館

Ikuo Hirayama: A Retrospective ― Pilgrimage for Peace

平山郁夫画伯。御高名はずっと前から。薬師寺とかも描いてらっしゃるし。
でも、実際の作品を、これだけまとめて通して、しっかり見るのは初めてのことだ。

好きな画家になりました。


第1章 仏陀への憧憬
第2章 玄奘三蔵の道と仏教東漸
第3章 シルクロード
第4章 平和への祈り

展覧会の構成としても、しっかりしていると思う。
なんというか、安心して、受身で、眺めていることができた。

2007年10月1日月曜日

フェルメール牛乳を注ぐ女とオランダ風俗画展

2007/9/26-12/17

国立新美術館

行って来ました。
モネの展覧会の時がすごくよかったので、けっこう期待してましたが、まあまあかな。

30数点しか存在が確認されていないフェルメールの作品だから、なかなか実物は国内で拝めない。
「牛乳を注ぐ女」は、よかったです。
けっこう、しっかり見れました。

他のオランダ風俗画は、まあ、オマケ・・かな。

国立新は、いつも六本木から行ってましたが、乃木坂直結だったこと、今更知りました。雨にぬれずに済むな。

2007年9月9日日曜日

京都五山禅の文化

2007/7/31-2007/9/9
東京国立博物館・平成館(上野公園)

書については、ほとんどわからないほうだが、つらつら見ていると、「これが好き」とか出てくるな。

79歳の時の坊さんの字がいい。
ぶっとい字も面白い。(ソバに置くにはうるさいが)

絵では、伝もっけいがあったが、いまいち。

10大弟子といわれる像が、とってもいい。

東博の企画展はいつものことながら消耗する。やはりすごい。
ソファーにしばらく倒れこんでいた。

こっちも最終日滑り込みだったが、金比羅よりずっとすいている。
内容は、こっちが上だと、俺は思うけどなあ。

来場者に坊さんらしい人をたくさんみかけた。

金刀比羅宮書院の美

2007/7/7-2007/9/9
東京藝術大学大学美術館

応挙、若冲など。

夏の間、体調が悪く、最終日に、やっと行くことができた。

金比羅さんという切り口からの企画展だが、応挙と若冲を並べて見せるのは、若冲にとって酷ではないだろうか。もちろん、好みの問題であることは承知している。

若冲単独で見ていれば、それなりに色使いや意匠に面白みを見出せる。しかし応挙とあると、いかにも軽薄、薄っぺらに見えてしまう。

印象に残っているのは、瀑布古松図(表書院 山水の間・上段の間)

2007年9月8日土曜日

体調不良・・夏バテで

8月は、夏ばてのせいか、体調不良。月2回ノルマ未達成。う~ん、9月にがんばらないと。とりあえず、明日9/9 は上野へ行く。

2007年8月24日金曜日

たいめいけん

家内が行ったことがないので、魯山人のついでに。

家内はタンポポオムライスを頼む。僕はハヤシライス。
普通のオムライスじゃ面白くない。
カレーじゃなく、ハヤシというのも、ポイント。デミグラ堪能。

高めですけどね、お休みの日の贅沢なランチとしては、ありですね。

日本橋で、下手なイタメシ屋いくよりずっといい。

北大路魯山人展

2007/8/14-2007/8/23
東京・日本橋三越本店 朝日新聞社主催
吉兆の所蔵品
800円

魯山人。タマニ骨董屋とかで、いいのはいいんだけどねえ・・。
ちょっと、力弱い展覧会だったなあ。

印象に残ったのは、灯篭かな。
あとの器、土モノは、乾山に似せても、乾山にはならない。備前も土がねえ・・。
磁気の吹きつけとかは、良かったな。

書や文字に、僕が造詣が深ければ、楽しめたのかな。悲しいかな、ほとんど、そっちは目が利かないので・・。

あ~なんか、大阪の湯木美術館、行きたくなった。

2007年7月27日金曜日

旅 国宝「一遍聖絵」から・・

三井記念美術館
前期 2007/7/14-2007/8/19
後期 2007/8/23-2007/9/30

いい展覧会だと思う。気合、入ってます。財閥、私立系の美術館では、ひさしぶりいいのが見れたって感じです。

1)小さな旅
根付や印籠。花見弁当。
まあ、普通かな。とびきりのモノはないけれど、趣味がいい。

2)茶道具取り合わせ
後鳥羽上皇の熊野懐紙と刷毛目の茶碗 芦の湖・・くらいかなあ。
茶碗は後の、小倉山のほうが、趣味はあう。

3)霊場と名所の旅へ
目玉は「一遍聖絵」でしょう。ただ絵画については、あまり目が利かないので・・。

4)イメージの旅へ 詩歌と文芸
呉器茶碗小倉山が一番印象に残った。もちろん、もっといいのあるんですけどね。好みの問題でして・・。

5)鳥の目の旅 上空からの視点
ここのは、面白い。けっこう長い時間見てしまった。

6)大日本五道中図から世界の海へ
文句なく、大日本五道中図が楽しめた。

これの800円は、十分納得できる価格。お勧めします!

2007年7月1日日曜日

青山次郎の眼


2007/6/9-2007/8/19
世田谷美術館

いやあ、いい展覧会だったあ。でも、あえて苦言も交えて書いてみる。

第1部 鑑賞陶器 中国古陶磁
 東博の横河コレクション、たしかに立派なんだおけどお。なんか、肌、可愛そうじゃない? 使ってやってよ。まあ、博物館に入れちゃったら、そうはいかんのだろうけどさ、とわかりつつボヤイてみる。

第2章 朝鮮考-李朝、朝鮮工芸
第3章 日本の骨董
 ここが一番、楽しめたな。徳利欲しい。
 こういう品は、個人蔵で、使ってやり続けて欲しいよな。
 いくつも持って飾るだけの、桐箱に入れてるだけの財閥なんかのえらいさんじゃなくて、好きな奴が大事に大事に使って使って、次の時代に向かって育ててやって。飾っておくだけじゃあ、だめだほ。
 う~高台が見たい。見たい。欲求不満。ガラスに乗せて鏡で何とかできんのか?>学芸
 しかし、高台が見えたら、きっと次は「触らせろ」になるんだろうな、俺は。

 ちきしょう、あれで、酒飲みたいぞ。個人蔵か、お友達になりたいぞ。
 
 あ、きっと今俺は、怪しい親父に見えているな。監視のボランティアさん大丈夫です、悪いことしません、ほんとです。

第4章 装幀家・青山二郎とその交流
 ん~、ここは、僕としては、ごめんなさい、です。
 悪いって言ってるんじゃなくて、僕の趣味とは違うって話。
 一番好きなもので、おなか一杯なんで、入りません ^^;;


今回の入館料1000円は、十分納得できるラインでした。

世田谷美術館は、時々、すごくいいのやるよなあ。
これからも頑張って欲しいです。

Cheese Cake Factory


世田谷美術館のついでに。

Cheese Cake Factory
文字通り、チーズケーキの専門店。用賀の本店.

家内と2人だったので、チーズケーキとレアチーズケーキを食べた。

家内がお土産に「チーズケーキバー」を購入すると、黙っていても家までの所要時間を聞いてくれ冷却材を入れてくれました。

アールグレーのアイスティー、個人的には、も少し濃いほうが好き。(まずくないですよ、念のため)

百楽門酒家


世田谷美術館に行ったおりに、
百楽門酒家でランチ。

麻婆炒飯、シンブルな卵チャーハンに麻婆豆腐をかけて。おいしかった。980円




全体的な設えもいい。
ただ、現在アートのあまり食欲につながらない絵があったのは、俺は勘弁して欲しい。まあ、見ないで食べりゃいいんだけど。

2007年6月26日火曜日

ほほえみの考古学展

古代オリエント博物館
2007/3/17-2007/7/1
10:00-16:30

古代オリエントから古代地中海、インド、東南アジア、中国、朝鮮、日本と、微笑を切り口とした展示。

企画した学芸員の思い入れや気持ちが伝わってくる良い企画だったと思う。

すべてではないが、出展されている像の多くは、いいものだった。

展示の仕方についてだが、眺めるには悪くないが、しっかり見ようと思うと、実に見にくい。
例えば仏像の頭部があったが、一番美しい角度は、やはり見上げるように見るところではないだろうか。展示ケースの高さを変えるのは困難だろうが、せめて手すりでもあれば、屈んでみることもしやすいのだが。

もう一点、展示の点数に対して、900円という値段が妥当か考慮願いたい。値段を下げるか、点数を増やすかしてほしいものだ。
スポンサードされている企業が麗々しく入り口に表示されていたが、もっと(金を)出してもらったらどうだろう、また、協賛しているカード会社も、がんばらないと反感かうぞ、と勝手なことを言っておく。

2007年6月18日月曜日

ネタ元

「行く展覧会とか、どこで情報を得るのですか?」
拙宅に遊びに来てくれた方から聞かれた。

メディアとしては、新聞かなあ。アトは、美術館に行って、チラシなりポスターを見て、メモをしておく。
ご意見箱などがある小さな美術館だと、一言でも書いて、住所とか残しておくと葉書がくる。
電車の中のポスターで見たこともあったなあ。

そんなに特別なことはしていない。目に入ったとき、メモしてるだけ・・。

2007年6月14日木曜日

いいものを見る

無趣味で30ぐらいまで生きてきて、ふとしたから古美術にはまった頃に聞いたこと。

眼を養うには、とにかくイイモノを見ることです。
悪いものを見ちゃいけない。

目利きのいろいろな人が、表現こそ違えど、同じことを言っている。

「いい風を感じにいくんだよ」
「いい空気があるんだよ」
「眼福」


心がけている。焦ってもしょうがない、時間をかけて、自分の中に、「これがいい」という物差を、作り上げようとしている。
美術館をノルマ(?)にしたのもそれも目的なんだが・・。でも、まあ、それでも、ハズレの展覧会もあるわなあ・・。

ヤン・アルチュス=ベルトラン写真展 空から見た地球

2007/6/1-2007/6/27
FUJIFILM SQUARE

六本木、東京ミッドタウンの1F。
時間があまり無く、駆け足で見ましたが、楽しめました。

フランス領ニューカレドニアの「マングローブ林にできたハート形」
アイスランドの「エルディー島のカツオドリのコロニー」
モーリタニアの「サハラ砂漠を行くラクダの隊商」
マダガスカル、マジュンカ地方「ベマラハのツインギー」
ケニアの「ナクル湖のペニイフラミンゴ」
アメリカの「イエローストーン国立公園の大間欠泉」

自然と人間の営み、あるいは人間の愚かさが生み出した現実を、見事に捉えていて、見ごたえありました。

これが、無料・・とは、マジ嬉しい。時間も11:00-20:00と、何かのついでにでも立ち寄れる。
目的が、きっと、富士フィルムの優秀さをアピールするためだからこそ、できることだと思いますけどね。

2007年6月9日土曜日

型染めを焼く 山路和夫展


2007/06-2007/07/08
芸文ギャラリー
郷土作家展188回

水戸の常陽芸文ホールにコンサートを聴きにいったついでに。

作品の写真はとれないので、芸文センターの壁の飾りを撮影。

山路和夫
S24 東京産まれ。
S48 笠間に窯を
H19 JR友部駅の障壁画

2007年5月27日日曜日

大回顧展モネ 国立新美術館


2007/4/7-2007/7/2

西洋画はそれほど趣味があるわけじゃないが、国立「新」ということで行くことにした。モネに引かれて行ったわけじゃない。
いやあ、行って良かった。

モネは、「睡蓮」くらいしか予備知識がない。そんな僕でも、とても楽しめる展示だった。企画をされた学芸員さんのマジメさ、誠意が良く伝わる展覧会だと思う。

1近代生活
2印象
3構図
4連作
5睡蓮/庭
と5つのテーマ・時期にわけて、モネの変化・成長にそって展示。
さらに、切り口を 2印象なら、2-1光 2-2階調 2-3色彩 と切り口を変えて、その特徴がわかりやすく展示してくれている。「あ、この絵からは光の捉え方を感じればいいのね」とか。
企画展、展覧会にいくと、一番好きなのを覚えて帰るように務めているが、今回は、各テーマ毎に、覚えていけた。

以下、テーマ,切り口にそって心に残った絵を
1近代生活
 日傘の女性 まだ若い時の絵 デッサンのほうも好き
2印象
2-1光
ここは記憶に残ってない。
2-2階調
 ヴェトウイユの教会、雪 白にも階調
2-3色彩
モントルグイユ街、1878年パリ万博の祝祭 旗がすごい!
3構図
3-1簡素
けっこうどれも好き
3-2 ジャボニズム
 立体感、不思議な感じ
3-3 平面的構成
 柔らかいけど「近代的生活」の頃とは違う印象
4連作
4-1 リズム
ポプラ並木の下で晴天 このリズムのポプラシリーズ全部好きだな
4-2 形態
積みわら、雪の朝 積みわらシリーズも全部好き 夏の終わり、朝もいい。
4-3 変化
強いていえば、ルーアン大聖堂 ただなんかまだ試行錯誤?こなれてないって感じ
4-4移ろい
国会議事堂 日没 と テムズ川のチャリング・クロス橋
トライして、挑戦するモネがイメージできる。いやあいい並べ方だなあ
5睡蓮/庭
 5-1筆触
  黄色いアイリス 前テーマの挑戦が、ついにこんなとこまできたか!
   すごい、涙でちゃいそうになる。
  しだれ柳 筆がああ。
5-2総合
そして、「睡蓮」のシリーズ。そうかあ、モネの挑戦や技法や試みの集大成が
  睡蓮のシリーズなのかあ、と。だから「モネ」といえば「睡蓮」なんだ。

学芸さん、文句なしの展覧会です、脱帽です。

が、主催者には、あえて苦言を。
ご案内の方、期間限定の展示品は自分の担当の部屋じゃなくても覚えておこうよ。
グッズは、ちょっと苦しいなあ。欲しいもの、図録しかなかった・・。

でも、とってもご機嫌、誰かをつれてもう1度いってもいいです。

サントリー美術館開館記念1 日本を祝う

2007/3/30-2007/6/3

赤坂見附の時は、好きな美術館のひとつだった。開館記念ってことで、少し期待してたんだけどね、う~ん。あんまり楽しめなかった。理由のひとつは人間が多すぎ。これは館には責任はないね。
「祝い」というテーマにそった出展なんだろうけど、スナオに「好き」っていえるのが少なかったせいもある。

桃山の蒔絵と織部
乾山2点
仁阿弥道八
ってあたりかなあ。

出品リストの紙がもらえなかった。おいおい。ケチるなよ。図録買えばすむんだけど、図録は歩いて見て回るには重すぎるんだよ・・。

建築というか内装は、居心地のいい空間でした。

2007年5月19日土曜日

春季展 琳派―四季の“きょうえん” 畠山記念館

2007/4/3-2007/6/10

今回は、高輪台から歩いた。

この季節、庭はいいなあ。いつもの風情が迎えてくれて、ご機嫌。

「赤楽茶碗 銘 雪峯」本阿弥光悦 これが一番印象に残った。
乾山の向付もいいんだけどね。

館蔵の、いいのも、少し出しといて欲しいなあ、出し惜しみしないでくれると、あいつに会えるならまたこようか・・と思うのに・・。

おじさん、おじさん、受付で、仕事の電話を大声で話すの止めません? 
話の内容から、学芸さんかとは思うんだけど。

おれ、モノ見に来てるんだし。

2007年4月28日土曜日

戸栗美術館名品展Ⅰ 古伊万里・江戸時代の技と美

2007/4/1-2007/6/24

僕が好きなのは、初期伊万里なんで。大半は、ふ~んで終わる。九谷、鍋島好きなら楽しめるかな。

初期の頃の釜による差についての解説が良かった。本だけ読んでも、頭に残らんので、こういう機会がないとね。

あと、WEBで、割引券あったの、後で知った。
200円引きだったんだあ。

2007年4月21日土曜日

狩野派誕生 大倉集古館

2007/4/1日-2007/5/27

狩野派の企画展。
目をひくのは、「観瀑図」狩野正信 と、「達磨慧可対面図」 伝狩野元信
強いていえば、「山水図屏風」伝狩野元信
まず、これだけ、見て覚えてくればいいんじゃないかな。

後のは、狩野派が、お好きであれば・・。

しかし、今回、所蔵品も、いいの持ってるはずなのに、出しといてくれないのは、ちょっと悲しいですよお。